私の恋and事件簿♥
兄貴が結婚する時に出れば良いんだし、しばらくは忙しくて結婚しないって、話してたし、私としてはナイスなアイディアを思い付いた。



「申し訳ないっ!」



私は目の前を通り過ぎようとしたコンビニの店先にあるゴミ箱に資料を捨てた。

家に帰って捨てれば済む話だけど、私に不必要と思い立ってしまって、邪魔なモノとしか思えなかったんだ。

私は軽い足取りでスーパーに入る。

なのに、カゴを手にして前を向いた瞬間、足が鉛のように重くなった。

胸が何故か苦しくなった。

たかが、山下さんが、綺麗な女の人と歩いてるからって。
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