私の恋and事件簿♥
私は顔を伏せて、歩く。



「人に会ったら挨拶しろよ。基本だろ?」



なのに、顎を掴まれ、グイッと上を向かされた。

…怪力なやっちゃ!;;

私が山下さんの手首をいくらキツく掴んでも、彼は顔を歪める事もしない。

彼女さんは、キョトンとしてるし…何コレ!!



「こんにちは!そしてさようならっ!!」



私は歩き出そうとした。

…――ッ!!;;

なのに、なのにヤツは、私を後ろから抱き締めやがった!

周りの視線に、彼女さんの前だと言うのに、頬が赤くなる。



「ややや、山下さん!彼女さんが居るのに!;;」



…こんな事はよくありません!;;
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