私の恋and事件簿♥
“炎は時に身を潜める。いつどこで炎があがるのかは、風と炎にしかわからない”
教官に教えられてたのに、忘れてた。



「―――っ…;;」



私は瓦礫が刺さり、肘から下に大火傷をしてしまった左腕を抱えた。



「大丈夫ですか…?」



爆発音に身を屈めてた目の前の山下さんは、私の腕を見て驚いてる。

私は「こんな怪我なんて大丈夫ですよ?」と、引きつった顔で笑い、庭にあった水道を発見して走った。



「――う゛ぁ゛ー…っ!!」



しかし、大丈夫ではなかったみたいだ。

かなりの激痛に、私は声を出してしまった。
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