私の恋and事件簿♥
第1部 ⑥〜好き?〜
「野神…どうしたんだ?」
2人して無言で、5分が過ぎた頃、ようやく署長のお目覚め。
「北斗に殴られたか?」なんて言いながら、私の鼻に刺さるティッシュを指差す。
「いえ、とんでもない!;;」
殴られたら倍返しでしょ。
いや…逮捕させよう!
しかし、この親子は、私の間抜けな姿に笑わないなんて、何とも出来た親子だ。
「なら良いが、何。お前らは好き同士なのか?」
「――へ?好きですか!?」
私は署長の発言に過剰反応。
みるみる染まる頬。
…ダメだ。
山下家は、私を沸騰…、それどころか、バックドラフトを起こす天才だ。