私の恋and事件簿♥
街の方だけど、放置自転車が目立つ駅前を抜けなきゃ遠回り。

でも…仕方ない。

私は赤信号を突っ走り、遠回り分をリカバーして行く。



「現場まで後3分です」


野次馬に溢れた道を、警察官の人が整理してくれてる。

昔、ガソリンスタンドだった場所で、まだ少量の燃料も残ってるみたいだ。

下手に近付く事が出来ない為、放水が難しい。



「警察の方、もう少し野次馬を下げて下さい」



私は近くに居た警察官の人に協力を頼み、野次馬を退けて貰う。

通行止め・避難の要請は、署長がやるんだ。

なかなか進まない放水に、「何とかしろよ、消防士!」など、野次馬からの文句が聞こえて来た。
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