私の恋and事件簿♥
山下さんは『ふっ…』と、鼻で笑った。



『俺、明日は完全オフだし、どうせ今日は署に泊まるし、朝、迎えに行くな?一緒に居よう』



「はい!」



“嬉しい”って、強く思える。

“楽しみ”って、強く感じる。

私はニヤニヤとしながら、切れたばかりの携帯を両手で握り締めた。

“一緒に居よう”―…。



「もう、ヤダー!(笑)」



「何がやなんだよ?」



「…ままま、松井さんっ!;;」



私は「なななな何でもないですよ!;;」と吃りながら詰所へと走った。

何とも気まずいところを見られたのだろうか。
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