私の恋and事件簿♥
報告書を書いてると、四方八方からの視線が私を狙って来る。



「何ですか――ッ!!」



私はバンッと机を叩きながら立ち上がり、叫んだ。

「いや…何も!;;」と、相川さんがいかにも“何か言いたい”というような顔で、首を振った。



「みーんな。可愛い苺愛ちゃんに彼氏が出来て、寂しいのよ(笑)」



私がプクーッと頬を膨らませてると、子宮筋腫を何とか薬で克服した市ヶ谷さんが、コーヒーを飲みながら笑った。

…“可愛い”?

何で“寂しい”?

意味のわからなかい私は首を傾げながら笑い、報告書を仕上げた。
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