私の恋and事件簿♥
県道より3分は余分に掛かるけど、渋滞に填まるよりもまし。



『消防車、赤信号を通過します。道を空けて下さい!ご協力、ありがとうございます』



塚本さんのアナウンスを聴きながら、私は赤信号を突っ切った。

久々に山道も車通りが多かったけど、何とか速く着けそうだ。



「野神、ナイスな選択だ」



「ありがとうございます、隊長」



私は現場前に着き、消防車から降りて、ホースを2本準備。



「口先構え!圧力5!」



「“圧力5”了解!」



私は桜山さんの支持を復唱し、圧力を調整。

「いきます」と声を掛け、蛇口レバーを開いた。
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