愛しているから、さようなら!【BL】

「……ところでさ、具体的に
 何をどうするのかは分かるの?
 ねえ、想像出来るの?」

この間のぶつかり具合からしても、
ちょっと不安だ。

「えー……とりあえず適当に
 舌突っ込んどけって先輩が言ってた」

「それ何先輩?」

何言ってんの、その先輩。
そして何聞いてんの、君は。

「野球部の部長さん」

「あの人にそう言う事聞かないの!」

あの先輩は、会話の7割下ネタだし
6:4位の割合で嘘をつくか
投げやりな返答をする。
もちろん、そっちが6だ。

「……やっぱそれじゃ駄目か」

「駄目に決まってるよ。
 いきなりそんな突っ込まれたらどう?」

「びっくりする」

「そうだね、びっくりするよね」


「じゃあどうすればいいんだ?」

「僕に聞かれても。
 した事無いし知らないよ!」

「やっぱ何か元気いいな」

ケラケラ笑っているけど、
僕としては回避するのに必死なんだ。

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