愛しているから、さようなら!【BL】
彼の部屋へと半ば無理やり押し込まれ、
本人はそのままどこかへ行ったようだ。
……ちょっとなら、いいだろうか。
以前はよく互いの家に泊まったりしていた
いつからかその回数が減っているのは
きっと僕が断ったりしていたからだろう。
さらにはこの部屋に入る事自体、
なんだか久しぶりな気がする。
最近は、僕の部屋に来る事が多かったからだろうか。
だから久々に、少しだけ、
彼のベッドへと、ダイブしてみる。
……拓真の匂いがする。
当たり前だけど。