愛しているから、さようなら!【BL】
「何やってんだ?」
「え?…………っ!」
しまった。
ついうっかりと、顔を埋めたままぼーっとしてしまった。
「ごめん、ちょっと眠かったから」
「だったら別に、寝てればいいじゃん」
……無理だ。
昔ならいざ知らず、
今、彼のそばで安眠なんて出来る訳が無い
「いや、大丈夫だよ。
もう目が覚めたから」
「ふーん? ほら、お前も牛乳な」
そう言って、コップを渡された。
そして、2人で牛乳を飲んでいるので
少しの間、部屋には静寂が訪れた。