サヨナラ
ひとめぼれ
「ねぇ、どっちがかっこいい?」
放課後の部活前。教室ではバスケ部の6年生7人、教室で話をしていた。
「どっちもいまいち・・・」
毒舌な、ちはやが言うと
「うん。いまいち・・・」
みんな口々に言った。
「愛(まな)の趣味っていまいち~・・」
と言われて落ち込んでるのは、まな。
「えぇ~!!かっこいいじゃ~ん!!」
見せているのは、他校の男子バスケ部の 叶汰と知魅(かなた・ともみ)の写真。
「はいはい。大会近いんだし~部活行くよ~」
なかなかお尻のあがらないみんなを、のぞみが連れて行った。

みんなのお尻が上がらないのは、当たり前だ。
のぞみたちのチームは、県大会行きの切符は手に入れているが最後の地区大会。。
「地区交流大会」が残っている。県大会を1ヶ月目前に控えている。本当であれば1日でも、1時間でも多く練習をしたいのだけれど地区大会でも負けるわけにはいかない。
だから、普段も十二分にきつい練習・監督、コーチが十五分くらいも、きつくなるのだからお尻が重くなるのも、無理はない。
むしろ、お尻が重くならない方が不思議なのである。
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