黒猫は野良猫
第一章

黒猫



静まり返る真夜中‥僕はもう1人の僕と暗い倉庫に立っている。


僕らの前には黒髪の少年達が集まっている。


みんな‥もう1人の僕が喋り出すのを待っている。


「只今より‥集会を始める」


みんなはもう1人の僕の声に‥声を上げた。



全国No.1黒猫の集会。


各地に散らばっていた黒猫が全員集まる日。


もう1人の僕は‥
全国No.1の黒猫を仕切る総長。

僕は‥副総長。


そして僕らは双子。
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