黒猫は野良猫
玖音は眉間にしわを寄せ、だいクンを引き剥がした。
その後ショボーンとなっただいクンは話し始めた。
僕らは全員同じクラス。
ただ県No.1や県No.2がほとんどらしい。
「じゃあ、担任呼ぶねー!!」
だいクンは放送用のマイクを取り出した。
…どっから?
『えー、2年Z組のむらちゃーん!!20秒以内に理事長室まで来ないと、あんあん言わせちゃうぞ★』
なんなんだ‥今の…
バアーン!!!!!!
「来ましたー!!!!」
ドアの前には息を切らしているカッコいい人がいた。