黒猫は野良猫

揺らがない心



「………浬音…大嫌いだ」


「…僕は‥大好き」


「お前は敵だ」


「うん‥」






玖音は僕を強く押した




玖音の顔は悲しみに溢れていた






「‥ごめんね」


「お前なんか……いらない」


「………ごめん」





玖音は側に落ちていたナイフを握った‥
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