黒猫は野良猫


「流石に女の浬音を黒駕高校内で1人にしたくない」

「‥玖音」


僕は玖音の服の裾を掴んだ。

玖音は何も言わずに頭を撫でてくれた。


「だから幹部を連れて行く」

「「「「「え‥」」」」」


みんなが唖然としている。

総長、副総長、幹部までが黒猫を離れるのだ。

みんなの頭の中には不安が溢れている。


「問題ない。お前達は十分力がある」

「玖音が言うんです。大丈夫ですよ」

「そーそー!大丈夫だって!!」

「‥だいじょぶ…」


みんなは小さく頷いた。


玖音はそんなみんなに言う。
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