黒猫は野良猫


「ごめん‥玖音」


「……お前はもう‥俺が知ってる浬音じゃない」



玖音はそれだけ言うと席に座った




「…………玖音は‥今の僕が嫌い?」


「‥あぁ、嫌いだ」



玖音は光のない瞳で言う



………………玖音‥





「ありがとう」


「あ?」
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