黒猫は野良猫


理事長室‥?


ここが‥理事長室?


凄く‥おっきい…



「理事長室だよ」

「え‥」

「浬音は分かりやすいから」

「‥玖音のバカ」


僕が頬を膨らませて言うと玖音は僕の頭を撫でた。


玖音は理事長室のドアを開けた。


そこには黒猫の幹部と、懐かしい人だった。


「わぁー!!!わぁー!!!玖音も浬音もカッコいいねー!!!!」

「‥理事長うるさいですよ。消えて下さい」


理事長の叫びに幹部の櫻木 閨杜(サクラギ ケイト)が酷いことを言う。


理事長は「うわぁーん!!」とか言いながら僕に抱きついてきた。


「うっ」

「うわぁーん!!浬音ちゃーん!!!!」

「‥だいクン」

「浬音ちゃーん!!!!!!」


理事長こと‥だいクン。

だいクンこと‥龍雅 大悟(リュウガ ダイゴ)


父さんの弟。
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