はちみつキャンディ
うん、まあまあかな。

料理は失敗してなかった。

あー、安心した。

「わざわざ料理つくってくれてありがとっ」

潤太はにっこり笑った。

可愛いなぁ、もう。

「あー、料理の他にも勝手に色々やっちゃったんだけど…気にしないで?」

潤太はきょとんとして首を傾げる。

「他にもって?」

洗濯のことなんだけど…

下着を洗ったっていうのは…

ちょっとあれだよなぁ…

別にあたしは気にしてないけど、潤太の方がなー…

まあいいやっ

正直に言おう!

「洗濯とか」

「そんなの全然だいじょぶだよ」

あーよかった。

てっきり喚くかと思った。

「あれ、でも…」

潤太はおもむろに立ち上がると洗面所に向かった。

数秒後

「………ああーーーーーーーーーっっ!!!!」

突然叫び声がした。

たぶん洗濯物のことだと思うけど、あたしはとりあえず洗面所に行った。

「潤太、どうかした?」

「みやびっ、ぼ、ぼくっ、僕のパ、パンツ、も洗った、のっ!?」

潤太はパニック状態で言葉が途切れ途切れになっている。

あー、やっぱりそれか…

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