はちみつキャンディ
「うん。だって洗濯カゴに入ってたから」

「みっ、み、見たの!?」

「何を?」

「ぼ、僕のパンツとかっ?」

「そりゃ見たけど…」

あたしがそういうと、潤太は固まった。

ピシッっていう効果音が聞こえてきそうなくらい、見事に固まった。

そして数秒後、我に返った。

「…な…やっ…うぅっ…うわあぁぁあああん!!」

いきなり泣き出した。

「ちょっ、どうしたの!?」

「みっ…見られたあぁぁ!!…ひっく…、ぼ、ぼくの…僕の…僕のパンツ見られたー!!も、お嫁に行けないーっ!!」

なにやら意味不明なことを泣き喚きながら、乾いた洗い立てのパンツを抱き締めている。

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