好きの種類

料理もするって
言っていたから
調理道具も揃っていた。



ただ...



そこに
気になる物があり
視線を外す事が出来なかった。



「それ、子供が作ってくれた
コップなんだ」



別れた奥さんの所にいる
娘さんの物で
その子の名前が書いてあった。



「そうなんだ」



それ以上は
過去の話は聞かなかった。










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