好きの種類

何度も唇を重ねた。
お互いで何度も
「好き」と言った。



「祥子...いい...?」



黙って頷いた。



彼はリビングの照明を落とし
ソファーに座っていた私を
押し倒した。



カーテンの隙間から入る月明かりが
二人を照らしていた。



熱くなった肌が触れ合う。
息づかいも荒々しくなる。



抱き合いながら
一つになった。



ゆっくりと
そして段々激しく...



二人の身体が
溶けそうなくらいに...



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