好きの種類

幸せな時間は
いつもの時間の
何倍も早くに
過ぎているように感じる。



いつもと変わらないのに...



「もう行かなくちゃ」

着替えて、帰る準備をした。



彼は車まで送ってくれた。
今度は手を繋ぎながら。



車に乗り窓を開けた。



「じゃぁね」そう言うと

「気をつけてね」と言って
キスしてくれた。



家までゆっくり帰りたかった。
彼との余韻に浸りたかった。








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