好きの種類

不倫関係になって
こんな事なんて
出来ないと思ってた



いつも彼の家で
身体を重ねる
それしか出来なくても
私は幸せだった



「俺、祥子の体目的じゃないよ。
一緒にいたいから
毎日メールや電話してた。
本当に体目的なら
エッチ出来ないなら会わないし
こんな所にも連れてこないよ」



頷きながら
涙が流れてきた



「なんで泣くんだよ?」



嬉しいからに
決まってるじゃん



「ほら...泣かないで...」



桜の下で
優しいキスを何度もした






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