【長】さくらんぼ
学校付近までくると、みんなの注目の的となってた
恥ずかしくなって顔を亮くんの後ろに隠した
亮くんは何とも思ってないのかな…?
亮「ついたよ〜」
香菜「あっありがと!!」
亮「いえいえ〜!!
ケツ痛くなかった?」
悪戯っ子みたぃな笑顔
香菜「か、かなり痛かったあ〜(笑)」
笑顔に堪えられなくなったあたしは、ちょっとふざけてみた
亮「まじ?これでもなるべく段差は避けたんだから勘弁な!!(笑)」
えっ……
ちょっとした気遣いを知って、またドキッとする
「亮ぉ〜〜」
そう叫びながら女の子が二人近付いてきた
「亮おはよお〜………」
無言の視線があたしに刺さる
香菜「あっえっと〜〜
じゃあ…あたし先行くね」
その場にいれなくて逃げるように去った
あの子たち……亮くんのこと好きなのかな?
あっもしかして彼女かも……
だったら悪いことしたなあ………
亮くん確かにモテるだろうな〜
背高くて、クールそうなのに、話してみると優しいし……
なんかさみしくなる自分がいた
何でだろう………