【長】さくらんぼ

あたしたちは近くの店へ向かって歩いた



外は寒いけど

つないだ亮の手はあったかい…


ずーっとこうしていたいな〜
………なんて考えてしまう




香菜「亮ごめんねー?お母さんのパシリみたいなこと……」


亮「全然いーし!!あんなうまい料理食わしてもらえて、俺は幸せだからっ」


香菜「……ほんとに?」


亮「嘘なんてつかねぇよ!!むしろ香菜と行けてうれしいからな!!
…ってか俺の誕生日、明日ってわかってんのかな?」


香菜「あはは♪そういえばそうだね!!おかしいよねっ(笑)」




二人で他愛もない話をしながら

あたしたちは家と店との間を散歩した




買い物が終わって、家の前につくと


亮「あっ香菜ちょっとストップ!!」


香菜「え?何?」




チュッ




亮「家の中でキスはさすがにできねぇから…」


香菜「うふふ♪」


ニヤけっぱなしのあたしの顔



またみんなに馬鹿にされちゃうよっ……












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