【長】さくらんぼ


そして今日もいつも通り亮の病院で一緒に過ごしてた


亮「クリスマスまでに退院できっかな〜」


香菜「無理だったらここでクリスマスしよ♪」


亮「まじで病院〜?
やっぱクリスマスは二人でいたくね?」


亮の言葉にドキッとする


香菜「そ、そうだねっ」


亮「……クリスマス…何がほしい?」


香菜「えっ…う〜ん……亮は?」


亮「俺、何もいらねぇよ?
毎日見舞いにきてくれてるから、もう何も必要ねぇ」


真剣な目で言う亮に、胸のドキドキが止まらなくなる…




香菜「あたしがきたいからきてるだけっ
…遠慮しなくていいよっ…何がほしい?」


亮「その言葉まじうれしい!!ありがとなっ
…じゃあ……キスがしたい」


小声で亮が言う


香菜「えぇ!?……今?」


亮「そっ♪いつもアイツいるからできねぇじゃん?
俺、死にそうなんだよっ」


ニヤつきながら言う亮



今日はまだあの子いないもんね…



嫌なわけないじゃない




あたしたちは…カーテン越しの人の声にドキドキしながら


キスを交わした









< 246 / 487 >

この作品をシェア

pagetop