【長】さくらんぼ
<亮の心>
部屋に入ると…
まだ荷物が片付いてないようで、少しちらかっていた
先に口を開いたのは憂だった
憂「…仲直りできたの?」
亮「……あぁ…うん」
憂「そっか!!よかった」
亮「……詳しく聞かねぇの?」
憂「別に…少しわかってたから」
亮「わかってた?」
憂「亮が香菜を裏切るわけねぇだろうな〜って…思っただけだけどっ」
その言葉にドキリとした
[裏切る]
憂「でも……やっぱ泣かせすぎじゃね?」
[泣かせすぎ]
憂「香菜超壊れてたぞ?
お前がどれだけ香菜の中で大きい存在か、わかってんの?」
[大きい存在]
俺は憂の話を遮って聞いた
亮「…憂は今、香菜のこと……どう思ってんの?」