【長】さくらんぼ


憂は香菜のことをよくわかってる



だから不安になった




何かが気になった





こんなヤツが敵になったら…



かなわねぇかもって思えて怖くなった




憂「………何!?いきなり」


亮「ごめん…答えて」


憂「香菜のことは好きだけど、それは恋愛感情じゃねぇよ
……友達として…だ」


亮「…………」


憂「何?やっぱ信じられねぇ?」


そう言う憂の目は

嘘をついてない目…とかじゃなくて


………力強い目だと思った




亮「いや、信じる……変なこと聞いたな!!悪い」


そう…俺がバカだったんだ



憂「いや…別にいいよ
でもまた泣かせたら許さねぇよ?……香菜は妹みたいなもんだから」


亮「ははっ妹かよ!!」


思わず笑ってしまった


憂「そう!!兄ちゃんとして、香菜を泣かす奴は殴る!!(笑)」


亮「じゃあ俺も兄ちゃんと仲良くならないとな!!」


憂「おう♪(笑)」



俺の心配は全部

空回りしてしまった気がする




憂は[ライバル]って言うより…



[尊敬できる相手]なのかもしれない









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