【長】さくらんぼ
憂「あんなおもしろいこともあるんだな…何もらったんだ?」


車を見送りながら憂が言った


香菜「飴…一つだけ」


憂「一つ?じゃあ香菜がもらったんだから、香菜にやるよ」


香菜「いいの?……でも何か…楽しかったね♪」


憂「おー♪つか、赤い骸骨だって…」


香菜「ふふふ…あたしたちのときにもあったね、そんな噂」


憂「まだ続いてたんだな〜(笑)」


香菜「でも翼くんあれ見て大丈夫だったの?」


憂「えっ…あ〜…骸骨がどこにあるか、もう場所わかってるじゃん?だから見せないように歩いた」


香菜「あはは♪そうだったんだ」


憂「……行ってみる?」


香菜「えっ…いないってわかってても、なんか怖いね」


あたしたちは問題のそれが見えるところまで歩いた




香菜「うわ〜変わってな〜い」


憂「ははっ…俺と同じ感想かよっ」


香菜「え?同じこと思ったの〜?」


二人で赤い骸骨を見ながら笑ってた



あの頃は何であんなに怖かったのか、不思議でしかたない









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