I think so.
「今日はどんな髪にしよっかなー!」

そう言うのは、長年お世話になっている美容師のミクちゃん。ミクちゃんは色々な色のメッシュを入れた上に、これまた色々な色のエクステをしていて超カラフルな髪になっている。



「あ、そうだ!」



ミクちゃんは思い出したかのようにぱたぱたとどこかへ走っていった。

・・・そしてまたすぐ戻ってきた。

「きーまりっ」

毎回恒例の悪戯っぽい笑みを浮かべるミクちゃん。

「毎回言ってるけど、ミクちゃんみたいな髪にはしないでね。」

「わかってるって。」



そうして、あたしの毎年恒例ヘアチェンジが始まった。
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