I think so.
「うそ・・・マジで?」

「こんな時に嘘ついてどうするんだよ。」

やったあっ、と腕を組みたい勢いなのだが、身長の差から無理なので、レオの背中に手を回すあたし。



レオは心底びっくりしたような顔をしたけれど、嫌がりはしなかった。



結局、レオが浴衣に合わせて小物や扇子まで買ってくれて、かなりの値段になったのだけれど、平然と金を出すレオにびっくり。

「・・・あんたやっぱり金持ち?」

だがその質問はやはり今回もスルーされ、あたし達は倉庫へ向かった。
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