‐近距離恋愛‐


「おじさん、」


「なんだい?夏都くんが頼みごとなんて珍しいね」

おじさんは、穏やかに微笑んでいる。
その笑顔を見て俺は、話し始める。

「おじさん、俺は、蒼空と、蒼空さんとお付き合いさせていただいてます。」

「あぁ、知ってるよ」

相変わらずおじさんは、穏やかに微笑んでいる

「俺この家出ようと思っています。」

「で、どうしたいんだね?そのくらいで話しがあるなんて言うような君じゃないだろう?」

俺は、小さく深呼吸をして本題に入った

「俺と蒼空さんが一緒に住むことを許していただけませんか?」

一瞬おじさんの顔が厳しくなるが、すぐにまた穏やかな顔に戻った

「蒼空は、納得なのかい?蒼空は、苦しまないのかい?」

「はい、家も中学の近くですし、俺は、例の仕事もしてますし。」

「そうかい、俺はね、今まで蒼空がしたいと言うならすべてやらせてきた。
でもこればかりは、心配だよ、、君たちの関係はどこまで進んでいるんだい?」

「それは・・・」

俺はどう答えればいいのか分からなかった、確かに俺は、仕事をしている、
雑誌のモデルや、アクセサリーのデザインをしている。
でもおじさんが気にしたのは、そんな事じゃなかった

「大丈夫だよ。怒らないよ。別れていないんだから2人は愛し合っているんだろう?
そんな2人を離そうなんてほど俺は鬼じゃないさ」

おじさんんはケラケラと笑った。

「「ただいまぁ」」

ちょうどおばさんと蒼空が帰ってきた。


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