転生と赤い糸



「・・解った??」






木下君はニッコリ笑った。






「・・理解はしたけど・・」





「・・けど?」





「じゃぁ、これからどうしたらいいの??」





木下君はハァーーーとため息をつく。





「全然解ってないじゃんか。前世で俺たちは引き離されそうになったから、心中したんだろ?転生して今度は一緒になりましょうって約束してさ。だったら、俺たちは必然的に一緒にならなくちゃいけない運命なんじゃねぇの??」





「えぇぇぇぇ?!だって・・あたしには彼氏いるし・・・」





「・・・男いるの?マジで?んじゃぁ、すぐに別れてよ・・ってか、きっと別れる運命だと思うよ?だって、綾には俺がいるんだし♪」






「ちょ、ちょっと・・そんなぁ・・・」






「前世の俺たちの想いは強いんだよ?間違いなく俺と綾は一緒になるって決まってるの!!」





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