転生と赤い糸



あたしは、静かに目を開ける。






涙で髪の毛が濡れている。






ごめんなさい・・・






あたしは、今の時代に生きています。






あたしは・・・龍が好きなんです。








今日、龍に会ってちゃんと話をしよう。






昨日のことは許すからって・・・






あたしは、学校に行く用意をしていつもの時間に家を出た。








駅の自転車置き場で龍を待つ。






7時40分・・・






龍は来なかった。






携帯に電話してみるけど、電源が切られているのか繋がらない。






家に行ってみる??





でも、もしまたサナさんといるところを目撃したら・・・








「アレ??綾ちゃん??」





あたしは呼ばれたほうに振り向いた。


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