転生と赤い糸
「・・え・・??」
「あのさ・・今朝・・俺のツレがなんか・・・はしゃいじゃって・・気付いてたでしょ??」
「あ・・はぁ・・なんとなく・・・」
・・・やっぱりあたしの気持ちに気付かれてたんだ・・・
「綾ちゃん、毎朝7時40分にココにいるよね??」
「・・はい・・」
「俺、入学した時から綾ちゃんをずっと見てたんだ・・」
ちょ、ちょっと待って??
《俺、入学した時から綾ちゃんをずっと見てたんだ・・》って???
「えぇぇぇ?!?!」
「今朝のアレで俺の気持ち気付かれただろうし・・・だったら告白しようかと思って・・帰りを待ってたんだけど・・・」
「あ、あの・・・えっと・・・」
コレって・・・コレって・・・
もしかして・・・両想いだって事?!?!
「もしよかったら・・・俺の彼女になってくれないかな・・・」
コレは・・夢??
「あ・・あたしも!!ずっとずっと神崎君を見てたの!!ずっと好きだったの!!」
一年続いた片想いが、ひょんなことから両想いになった。
コレは運命に違いない・・・
ホンキでそう思った。