青い空
「瞬もお父さんみたいになってくれればね・・・」
「絶対嫌だ、あんなのは」
「そう・・。お風呂、沸いてるわよ」
「あぁ、入るわ」
母さんが立ち上がって俺の食器を片づける
昔よりしわの増えた母さん
親父のせいであまりお洒落もしないで・・・
楽させてやりてーな、母さんだけでも
「はぁ・・・」
湯船に浸かる
・・・
何もすることねえよな・・・
髪の毛を洗おうと出た
ふと親父が使う剃刀が目に入った
・・これで死ねるかな
思うより、行動が早かった
楽になれるかな・・・