memories



私が教室に
入ると真っ先に
龍二君が叫んだ。


「おっせーよ。...
こっちは喉乾いてんの」


そういうと
私の手から
ジュースを取り、


「早く席着けば?」

そう
言い放った。
私は
軽く会釈をして
自分の席に戻る。


龍二君は女の子達と
笑顔で会話してる。




毎日こんなのだから
私に
寄って来るものは
少ない。


でも
いいんだ。


パシリなんて
龍二君が
好きだから
我慢できる。





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