さよなら、片思い【完】
ふたりで笑い合うと視線が絡みあい熱を帯びはじめトクントクン、とわたしの鼓動が高鳴る。
「…唯、改めて伝えさせて。俺は唯が好きだ。俺ともう一度、恋愛しよう」
始まりは偽りだった。
貴方からの愛を願い、
貴方からの愛を期待し、
そして、貴方からの愛を諦めた…。
だけど、叶うなら、願ってもいいのなら…
貴方ともう一度未来を歩みたい。
「わたしも、上原くんと恋愛したいっ!」
わたしの言葉に応えるように上原くんは優しく微笑みわたしの頬に手を添えた。
「これからよろしくね。彼女サン」
あっ、このセリフは…。
わたしが上原くんに初めて気持ちを伝えたとき上原くんが言っていた言葉。
「ふふっ、これからよろしくお願いします。彼氏サン」
わたしがふざけてそう言うと上原くんも笑いそして、そっと唇が重なった。
偽りの関係だったわたしたち。
これから先、辛いことや落ち込むこともあるかもしれない。
でも、大丈夫。
貴方のこの温もりと愛は本物だから。
だからさよならをしよう。
さよなら、わたしの片思い。
「…唯、改めて伝えさせて。俺は唯が好きだ。俺ともう一度、恋愛しよう」
始まりは偽りだった。
貴方からの愛を願い、
貴方からの愛を期待し、
そして、貴方からの愛を諦めた…。
だけど、叶うなら、願ってもいいのなら…
貴方ともう一度未来を歩みたい。
「わたしも、上原くんと恋愛したいっ!」
わたしの言葉に応えるように上原くんは優しく微笑みわたしの頬に手を添えた。
「これからよろしくね。彼女サン」
あっ、このセリフは…。
わたしが上原くんに初めて気持ちを伝えたとき上原くんが言っていた言葉。
「ふふっ、これからよろしくお願いします。彼氏サン」
わたしがふざけてそう言うと上原くんも笑いそして、そっと唇が重なった。
偽りの関係だったわたしたち。
これから先、辛いことや落ち込むこともあるかもしれない。
でも、大丈夫。
貴方のこの温もりと愛は本物だから。
だからさよならをしよう。
さよなら、わたしの片思い。