さよなら、片思い【完】
「ぐ〜や〜じ〜い〜!!!」
わたしはベッドに寝ながら足をバタバタさせた。そうしなきゃやってられない!!!
涙と鼻水が溢れ出てきて枕もぐちょぐちょ。
確かにお兄はかっこいい!!
お兄は中学生の頃から彼女がいたのは知っていた。
ただ、付き合ってもすぐ別れてを繰り返していたし、お兄の口から直接彼女の存在を聞いたのは今回が初めて。
きっと、本気なんだ…。
「お兄のバガァァァァアアア!!!」
わたしの叫び声が家中に響き渡ったのは言うまでもない。
コンコン…
「ヒナ?開けるぞ?」
ゆっくりと部屋の扉を開けてきたお兄は心配した顔をしながら入ってきた。
「大丈夫か?食べかけで部屋に戻ったから体調悪いのかと思って…ってどうした?泣いたのか?」
わたしの泣きはらした顔を見たお兄は机の上に置いてあったハンカチでそっと涙を拭いてくれた。
「ううん、大丈夫…ねぇ、お兄。今度の休みに彼女連れてきてよ。わたしがおもてなしする」
「えっ、でも…」
「いいから!お兄の彼女のためにがんばるから!ねっ!?」
わたしの強い押しに頭を掻きながらお兄は「わかった」と了承してくれた。
やってやる!どんな人かわからないけどわたしの方がお兄のこと大好きなんだから!!!
この家に入ったが最期…
絶対お兄の彼女の座から引きずり落としてやるんだから!!!
わたしはベッドに寝ながら足をバタバタさせた。そうしなきゃやってられない!!!
涙と鼻水が溢れ出てきて枕もぐちょぐちょ。
確かにお兄はかっこいい!!
お兄は中学生の頃から彼女がいたのは知っていた。
ただ、付き合ってもすぐ別れてを繰り返していたし、お兄の口から直接彼女の存在を聞いたのは今回が初めて。
きっと、本気なんだ…。
「お兄のバガァァァァアアア!!!」
わたしの叫び声が家中に響き渡ったのは言うまでもない。
コンコン…
「ヒナ?開けるぞ?」
ゆっくりと部屋の扉を開けてきたお兄は心配した顔をしながら入ってきた。
「大丈夫か?食べかけで部屋に戻ったから体調悪いのかと思って…ってどうした?泣いたのか?」
わたしの泣きはらした顔を見たお兄は机の上に置いてあったハンカチでそっと涙を拭いてくれた。
「ううん、大丈夫…ねぇ、お兄。今度の休みに彼女連れてきてよ。わたしがおもてなしする」
「えっ、でも…」
「いいから!お兄の彼女のためにがんばるから!ねっ!?」
わたしの強い押しに頭を掻きながらお兄は「わかった」と了承してくれた。
やってやる!どんな人かわからないけどわたしの方がお兄のこと大好きなんだから!!!
この家に入ったが最期…
絶対お兄の彼女の座から引きずり落としてやるんだから!!!