さよなら、片思い【完】
「駅前の喫茶店って確か哲さんの友達が働いてるんだよね?」
「フォルテでしょ?うん、お兄に連れられて何回か行ったことあるけど」
「情報収集は捜査の基本!あっ、もちろんヒナの奢りね」
「ハァ!?それってメグが飲みたいだけじゃんか!」
「いいのよ?わたしは別に。ヒナに協力しなくたって」
うっ、そう言われると逆らえない。
「わかった!わかりましたよーだ!!!」
なんか上手くメグに乗せられた気がしないでもないけど、わたしたちはフォルテに行くことになった。
喫茶店に入ると数組お客さんが入っていたけど混雑している様子もなく、カウンターにいた律さんはすぐにわたしたちに気がついた。
「あら、ヒナちゃん?久しぶりね。いらっしゃい」
「律ちゃん、久しぶり。えへへ、今日は友達連れてきたんだ。いい?」
律ちゃんに座って、と促されてわたしたちはカウンター席に腰を下ろした。
「今日は哲と一緒じゃないの?」
「今日は律ちゃんに聞きたいことがあって!」
「聞きたいことって?お兄ちゃんにも言えない大事なこと?あ、いらっしゃい。由香里」
律ちゃんに聞こうとしたとき扉のカランカランと来店を告げるベルが鳴った。
「フォルテでしょ?うん、お兄に連れられて何回か行ったことあるけど」
「情報収集は捜査の基本!あっ、もちろんヒナの奢りね」
「ハァ!?それってメグが飲みたいだけじゃんか!」
「いいのよ?わたしは別に。ヒナに協力しなくたって」
うっ、そう言われると逆らえない。
「わかった!わかりましたよーだ!!!」
なんか上手くメグに乗せられた気がしないでもないけど、わたしたちはフォルテに行くことになった。
喫茶店に入ると数組お客さんが入っていたけど混雑している様子もなく、カウンターにいた律さんはすぐにわたしたちに気がついた。
「あら、ヒナちゃん?久しぶりね。いらっしゃい」
「律ちゃん、久しぶり。えへへ、今日は友達連れてきたんだ。いい?」
律ちゃんに座って、と促されてわたしたちはカウンター席に腰を下ろした。
「今日は哲と一緒じゃないの?」
「今日は律ちゃんに聞きたいことがあって!」
「聞きたいことって?お兄ちゃんにも言えない大事なこと?あ、いらっしゃい。由香里」
律ちゃんに聞こうとしたとき扉のカランカランと来店を告げるベルが鳴った。