さよなら、片思い【完】
彼の大切な人
そしてわたしが上原くんの彼女になってからもうすぐ一年になる。
上原くんは優しくてわたしのことを大事にしてくれて、
男の人って記念日とか忘れがちっていうけど上原くんはしっかり覚えてくれる。
なによりわたしを抱きしめてくれる温かな体温が大好きなんだ。
昨日の熱い体温を思い出してわたしは一人勝手に顔が赤くなる。
脳内を覚醒させるために頬を数回ペチペチと叩く。
髪を乾かして後ろに髪を纏めるとわたしの朝の準備が始まるのだ。
冷蔵庫の中を見て今朝のご飯を考える。
ベーコンをカリカリに焼いて、目玉焼きは半熟派。
ベジタブルジュースが出来たころにオーブントースターからパンの焼けた音がした。
リビングにある小さなローテーブルにご飯を並べて、未だ夢の中の彼を起こすべく寝室へ向かう。
「上原くーん。朝だよー」
「んっ…ん?んー」
「上原くん、先に食べちゃうよ〜」
耳元で声をかけても起きそうにないのでリビングに戻ろうとしたら腕を引っ張られて再び彼の腕の中に引き戻された。
「ちょっ!上原くん!?」
「んー…唯?おはよ」
寝起きだからか掠れてる声がすごく色っぽい。
「唯、シャワー浴びた?」
「さっ、さっき!あの、上原くん、離して!」
ドキドキしすぎて心臓がおかしくなりそうだから!
「唯、良い匂いがする。この匂い、好き」
そう言ってわたしの首筋に唇をはわす。
ヤバいヤバいヤバい!!
「上原くん!朝ごはん、冷めちゃう!」
「……。それは困るな。唯のご飯は好きだから」
起き上がるとわたしの額にチュっと唇を落とす。
なんて幸せな朝なのだろうか。
上原くんは優しくてわたしのことを大事にしてくれて、
男の人って記念日とか忘れがちっていうけど上原くんはしっかり覚えてくれる。
なによりわたしを抱きしめてくれる温かな体温が大好きなんだ。
昨日の熱い体温を思い出してわたしは一人勝手に顔が赤くなる。
脳内を覚醒させるために頬を数回ペチペチと叩く。
髪を乾かして後ろに髪を纏めるとわたしの朝の準備が始まるのだ。
冷蔵庫の中を見て今朝のご飯を考える。
ベーコンをカリカリに焼いて、目玉焼きは半熟派。
ベジタブルジュースが出来たころにオーブントースターからパンの焼けた音がした。
リビングにある小さなローテーブルにご飯を並べて、未だ夢の中の彼を起こすべく寝室へ向かう。
「上原くーん。朝だよー」
「んっ…ん?んー」
「上原くん、先に食べちゃうよ〜」
耳元で声をかけても起きそうにないのでリビングに戻ろうとしたら腕を引っ張られて再び彼の腕の中に引き戻された。
「ちょっ!上原くん!?」
「んー…唯?おはよ」
寝起きだからか掠れてる声がすごく色っぽい。
「唯、シャワー浴びた?」
「さっ、さっき!あの、上原くん、離して!」
ドキドキしすぎて心臓がおかしくなりそうだから!
「唯、良い匂いがする。この匂い、好き」
そう言ってわたしの首筋に唇をはわす。
ヤバいヤバいヤバい!!
「上原くん!朝ごはん、冷めちゃう!」
「……。それは困るな。唯のご飯は好きだから」
起き上がるとわたしの額にチュっと唇を落とす。
なんて幸せな朝なのだろうか。