さよなら、片思い【完】
あるとき、唯と講義終わりに待ち合わせをしてランチに行く予定だった。
少し遅くなってしまい、俺を待ってる唯を頭の中で想像して勝手に顔がニヤける。
急いで待ち合わせ場所に向かうと唯と知らない男の姿。
「あのっ、日下さん。友達になってほしいんだけど…」
男は俺と正反対のタイプで、どっちかというと唯と似たようなタイプのどこにでもいるような普通の男。
「メアッメアドだけでもいいし」
そう必死になる男に対し携帯を取り出す唯。
まさか、教えるんじゃないよな!と心配しながら声をかける。
「唯、何してんの?」
「上原くん。今この人が友達になンッ」
最後まで言わせたくなくて唯を閉じ込めるように力強く抱きしめた。
あぁ、もう本当に、閉じ込めてしまいたい。
「あんた、誰?」
今目の前にいる男に威嚇するように睨む。
「ねぇ…。この状況、見てわかんない?」
この男だけじゃない。ここにいる全員に、日下 唯は上原哲の女だって、わからせるように。
そう呟くと男は青い顔をして去っていった。
その去っていく背中を見て、ようやく安堵する。
少し遅くなってしまい、俺を待ってる唯を頭の中で想像して勝手に顔がニヤける。
急いで待ち合わせ場所に向かうと唯と知らない男の姿。
「あのっ、日下さん。友達になってほしいんだけど…」
男は俺と正反対のタイプで、どっちかというと唯と似たようなタイプのどこにでもいるような普通の男。
「メアッメアドだけでもいいし」
そう必死になる男に対し携帯を取り出す唯。
まさか、教えるんじゃないよな!と心配しながら声をかける。
「唯、何してんの?」
「上原くん。今この人が友達になンッ」
最後まで言わせたくなくて唯を閉じ込めるように力強く抱きしめた。
あぁ、もう本当に、閉じ込めてしまいたい。
「あんた、誰?」
今目の前にいる男に威嚇するように睨む。
「ねぇ…。この状況、見てわかんない?」
この男だけじゃない。ここにいる全員に、日下 唯は上原哲の女だって、わからせるように。
そう呟くと男は青い顔をして去っていった。
その去っていく背中を見て、ようやく安堵する。