さよなら、片思い【完】
わたしの持ってきた水着は紺色の花柄模様になっているタンクトップビキニ。
「やっぱりねー。唯ちゃん!せっかくの軽井沢なんだからもっと露出しなきゃ!ゆかりん!」
そう仁奈さんが言うと由香里さんは後ろに隠していたものを見せてきた。
「由香里さん、これは…?」
「唯ちゃんにプレゼント!開けてみて?」
渡された袋を開けるとその中には明るい黄色にハイビスカスが描かれている大胆なビキニ。
「これ、わたしにですか!?ムリですよ!こんな派手なビキニ!」
「これくらいやらなきゃでしょ!哲もっと唯ちゃんにメロメロになっちゃうよ!」
由香里さんのその言葉を聞いてわたしは反応した。
「ほんと、ですか?」
「マジマジ。哲、こういう派手なヤツ好きだし」
「それにあたしとゆかりんと律で相談して決めたんだよ?いつも哲がお世話になってるお礼。だから受け取ってよ、唯ちゃん」
お礼を言われるようなことなんてしてないのに。
わたしは上原くんが必要で、上原くんにはわたしという身代わりが必要で、
そんな関係で成り立ってるだけなのに。
でもわたしはみんなの気持ちが嬉しくて、わたしはプレゼントを受け取ることにした。
「やっぱりねー。唯ちゃん!せっかくの軽井沢なんだからもっと露出しなきゃ!ゆかりん!」
そう仁奈さんが言うと由香里さんは後ろに隠していたものを見せてきた。
「由香里さん、これは…?」
「唯ちゃんにプレゼント!開けてみて?」
渡された袋を開けるとその中には明るい黄色にハイビスカスが描かれている大胆なビキニ。
「これ、わたしにですか!?ムリですよ!こんな派手なビキニ!」
「これくらいやらなきゃでしょ!哲もっと唯ちゃんにメロメロになっちゃうよ!」
由香里さんのその言葉を聞いてわたしは反応した。
「ほんと、ですか?」
「マジマジ。哲、こういう派手なヤツ好きだし」
「それにあたしとゆかりんと律で相談して決めたんだよ?いつも哲がお世話になってるお礼。だから受け取ってよ、唯ちゃん」
お礼を言われるようなことなんてしてないのに。
わたしは上原くんが必要で、上原くんにはわたしという身代わりが必要で、
そんな関係で成り立ってるだけなのに。
でもわたしはみんなの気持ちが嬉しくて、わたしはプレゼントを受け取ることにした。