さよなら、片思い【完】
上原くんと叔父さんのやりとりがおかしくてクスリと笑うと
ふたりは目を合わせたあと小さく笑った。
「まぁ今日は一年記念日なんだろ?ゆっくりしていけよ。もうすぐ料理出来るころだから」
「あぁ、ありがとう。叔父さん」
「唯ちゃんも楽しんでいってくれ。哲のこと、よろしくな」
「はいっ!ありがとうございます!」
叔父さんが部屋から出て行きしばらくしてから料理が運ばれてきた。
色とりどりの料理はもはや芸術そのもので、
お酒との相性も抜群でわたしたちはふたり舌鼓を打った。
お腹も満足したころ、わたしは鞄の中に大切にしまってある長方形の箱をいつ渡そうかと考えた。
やっぱりタイミング的に今かな?
そう思っていると襖が開き仲居さんが小さなケーキが盛られているデザートプレートを持ってきた。
だけどデザートの横に小さな箱が可愛らしいピンクの包装紙に包まれてちょこんと置かれていた。
「上原くん、これって…」
「俺から唯への一年間の感謝を込めて。気に入ってくれればいいけど」
上原くんはそういって箱を手に取りわたしに渡してきた。
「開けていいの?」
「どうぞ」
綺麗に包みをほどき箱をゆっくり開けるとそこには可愛らしいネックレスが。
わたしが軽井沢で上原くんからもらったブレスレットに似ているデザイン。
「ありがとう、上原くん」
「つけてあげようか?」
上原くんの言葉に甘えて頷くと上原くんはわたしの後ろに回ってネックレスをつけてくれた。
ふたりは目を合わせたあと小さく笑った。
「まぁ今日は一年記念日なんだろ?ゆっくりしていけよ。もうすぐ料理出来るころだから」
「あぁ、ありがとう。叔父さん」
「唯ちゃんも楽しんでいってくれ。哲のこと、よろしくな」
「はいっ!ありがとうございます!」
叔父さんが部屋から出て行きしばらくしてから料理が運ばれてきた。
色とりどりの料理はもはや芸術そのもので、
お酒との相性も抜群でわたしたちはふたり舌鼓を打った。
お腹も満足したころ、わたしは鞄の中に大切にしまってある長方形の箱をいつ渡そうかと考えた。
やっぱりタイミング的に今かな?
そう思っていると襖が開き仲居さんが小さなケーキが盛られているデザートプレートを持ってきた。
だけどデザートの横に小さな箱が可愛らしいピンクの包装紙に包まれてちょこんと置かれていた。
「上原くん、これって…」
「俺から唯への一年間の感謝を込めて。気に入ってくれればいいけど」
上原くんはそういって箱を手に取りわたしに渡してきた。
「開けていいの?」
「どうぞ」
綺麗に包みをほどき箱をゆっくり開けるとそこには可愛らしいネックレスが。
わたしが軽井沢で上原くんからもらったブレスレットに似ているデザイン。
「ありがとう、上原くん」
「つけてあげようか?」
上原くんの言葉に甘えて頷くと上原くんはわたしの後ろに回ってネックレスをつけてくれた。