さよなら、片思い【完】
次の日、学校へ行くと由香里さんと上原くんがふたり並んでいるのが目に入る。
やっぱり学校の人気者のあのふたりだから嫌でもその姿が目に入る。
上原くん、由香里さんと上手くいったのかな?
やっぱり上原くんの隣にはわたしなんかじゃなく、綺麗な由香里さんがよく似合う。
「ねっ、唯!カラオケ行こう!」
「ごめん、なっちゃん。今日はバイトなんだ」
「えぇ、こんなときぐらい休んじゃいなよ〜」
なっちゃんには上原くんと別れたことを報告した。
「ダメだよ。仕事は仕事」
「もう!唯はマジメなんだから。じゃあ今度合コンしよ!失恋には新しい男!新しい出会いだよ!」
「あはは、ありがとう。考えとくね」
なっちゃんは新しい出会いと言うけど今のわたしにはまだそれを受け入られる余裕がない。
「ありがとうございました!」
最期のお客さまのお見送りをして入り口の看板をクローズに変える。
タイムカードをきって帰る支度をしていると律さんがちょこんと顔を出してきた。
やっぱり学校の人気者のあのふたりだから嫌でもその姿が目に入る。
上原くん、由香里さんと上手くいったのかな?
やっぱり上原くんの隣にはわたしなんかじゃなく、綺麗な由香里さんがよく似合う。
「ねっ、唯!カラオケ行こう!」
「ごめん、なっちゃん。今日はバイトなんだ」
「えぇ、こんなときぐらい休んじゃいなよ〜」
なっちゃんには上原くんと別れたことを報告した。
「ダメだよ。仕事は仕事」
「もう!唯はマジメなんだから。じゃあ今度合コンしよ!失恋には新しい男!新しい出会いだよ!」
「あはは、ありがとう。考えとくね」
なっちゃんは新しい出会いと言うけど今のわたしにはまだそれを受け入られる余裕がない。
「ありがとうございました!」
最期のお客さまのお見送りをして入り口の看板をクローズに変える。
タイムカードをきって帰る支度をしていると律さんがちょこんと顔を出してきた。