秘密。



冬真が来るまでの間あたし達は少し場所を移動してバス停のベンチへと座った。


さっきまで道のど真ん中で電話とかしちゃってたよ。





少し精神的ダメージも薄れてきて……。




「…溜り場って、マジで幹部なんだ。てか族入ったんだ…」



なんかいろいろと整理中。



「だから言っただろーが」



「うん…。あー……そりゃ2年も経てば…。でもなー…」




お姉ちゃんお姉ちゃんって言ってあたしの後ろを着いて回ってた頃の冬真じゃないんだもんなぁ…。




溜め息をついて頭を抱えていると。




「あのさ…さっきの続き話してもいいか?」



「さっき…?」



「なんであんたのことを冬真が話してんのか」



「あ…うん、いいよ」




そういやそんな話してたんだっけ?




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