傷×恋=幸
スゲー我慢してんだけど。



このまま…。



「ちー?」

「ん~…」

「入れていい?」

「やっ…」



ダメだって。



ちーの拒否でやめてやる俺も偉いけど…。



でもさ、俺にも限界ってのあるよ?



ぐったりしてるちーを見ても満足なんかしない。



俺が満たされてない…。



「お昼まで寝るぅ~…」

「散歩行くって言ったくせに」

「午後から行こ?風都がこんなにしたんだもん…」

「ヤダヤダヤダ。ヒマ、毎日ヒマ」

「わかったよぉ~…。起きるから出てって?」



ヒマじゃなくなるなら出てく!!



ちょっとだけ嬉しくてシャワーを浴びた。



リビングに出ると準備が終わってるちー。



朝飯って時間でもねぇしな。



「うぁ~…。今日暑いってよ?」

「早く外行くぞ」

「外行ってからどこ行くの?」



どこでもいいんだ。



ヒマじゃなくなるならどこだっていい。



「早くしろ、ちー」

「待ってよぉ~…」



ちーと散歩に行ってきます。



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