傷×恋=幸
ベッドに横になって抱きしめてたらいつの間にかちーが眠ってた。
部屋から出ると母ちゃんが帰ってきて、俺のシャツを指さした。
「千衣ちゃんの…ヨダレ?」
「普通に涙でしょうが…」
「わかってる…。さて、どうしよっか!!」
母ちゃんも学校のことを聞いたらしい。
うちだってそこまで裕福な家庭じゃないってこと、ちゃんとわかってる。
ちーの学費まで…って簡単な話にはならない。
「サキに言ったらムリしてでも学校通わせてあげたいって言うと思うんだよね」
「ん…」
「そこでママ、考えました~!!悠都と風都に生まれた時から結婚資金のために貯めてた貯金があります」
「えっ…」
「悠都のはそのままにする。風都、あんたの…使うよ?」
母ちゃんの愛情、思い知らされた。
そんな貯金があったなんて知らなくて…。
「悠都には結婚した時に渡す。風都のはなくなるけど…それでもいい?」
「母ちゃんって…」
「うん?」
「なんかカッケー」
「やべぇ、照れた」
「ははっ!!ありがと、母ちゃん…」
この人の息子でよかったと心から思った。
部屋から出ると母ちゃんが帰ってきて、俺のシャツを指さした。
「千衣ちゃんの…ヨダレ?」
「普通に涙でしょうが…」
「わかってる…。さて、どうしよっか!!」
母ちゃんも学校のことを聞いたらしい。
うちだってそこまで裕福な家庭じゃないってこと、ちゃんとわかってる。
ちーの学費まで…って簡単な話にはならない。
「サキに言ったらムリしてでも学校通わせてあげたいって言うと思うんだよね」
「ん…」
「そこでママ、考えました~!!悠都と風都に生まれた時から結婚資金のために貯めてた貯金があります」
「えっ…」
「悠都のはそのままにする。風都、あんたの…使うよ?」
母ちゃんの愛情、思い知らされた。
そんな貯金があったなんて知らなくて…。
「悠都には結婚した時に渡す。風都のはなくなるけど…それでもいい?」
「母ちゃんって…」
「うん?」
「なんかカッケー」
「やべぇ、照れた」
「ははっ!!ありがと、母ちゃん…」
この人の息子でよかったと心から思った。