傷×恋=幸
文化祭の思い出はちーとイチャってた気がする…。



俺的には満足だけど。



他校のヤツが俺を探してたらしい。



残念ながらケンカにもならずに文化祭終了。



少しだけ大人になれたかな~なんて、ちょっと思ったりして。



「風都の元カノカワイかった…」

「そうか?」

「あたしがいちばん?」

「…………」

「ねぇ、あたしがいちばんカワイイ?聞いてるんだけど」

「はいはい、ちーがいちばん」

「愛情が感じられない~…」



どうやらちーは俺のいちばんになりたいらしい。



俺が言うわけなくね?



学習しねぇな、ちーは。



「いつか風都から愛を囁くような日が来ないかな~」

「見返り求めんよ」

「なんで!?純粋に好きだな~とか思わないの?好きって言わなきゃ死んじゃう~!!みたいな」

「バカじゃねぇの」

「バカ…風都には言われたくないんだけど」



好きって…言いたくなるよ。



でもちーを安心させたら俺を見てるちーが余裕かましてよそ見しそうだから。



だから言わねぇの!!



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